2010年5月アーカイブ

西家智津子展を観に、谷町6丁目にある「楓」ギャラリーに行きました。
「楓」ギャラリーは、前庭がある日本的な佇まいの画廊。
谷町筋を一本東に入った閑静な住宅地にあり、大阪市内とは思えないほどの静けさです。

  

作品のテーマは「Rabbit」
「これまでの展覧会では、触れてみたくなるような温もりのある、陶+αのオブジェを制作してきました。
 今回は、よりオブジェを身近に感じてもらえるかたちとして、Rabbitをモチーフにユニークな世界をイメージして制作。
 ちょっぴり不思議な、Rabbitの部屋に迷いこんだ気分でお楽しみください。」と西家さんからのコメント

  壁面には指人形ではなく、指ウサギが5点。
  思わず手に取って動かしてみたくなる、愛くるしいウサギです。

  テーブルには、可愛らしいワンピースや着物を着せてもらったウサギが
   芝生で昼寝を 今回はウサギの衣装も彼女の手作りです。

  

白い彫刻台には、
目を見開いたウサギと瞑想に耽るウサギが・・・・。
リアルな表情なのに何処かメルヘンの世界に
引き込まれるようで、思わず微笑がでます。
そして勉強机の上にもキャンバスの枠内にも、子ウサギが・・・。

お伽の世界を演出した画廊空間、
作者がこれまで追求してきた「温もり」を十分感じさせてくれる作品に、
忘れかけていた幼心をくすぐられる思いで画廊を後にしました。

もっと温もりを感じたい方は、こちらもどうぞ! →  西家智津子さんブログ

  西家智津子展「Rabbit」
  2010年5月18日(火)ー23日(日)
  楓ギャラリー  
 <展覧会は終了しました>
      
     
   投稿者: 陶芸専攻教員 伊藤 均 


ある日、一本の電話がありました。
毎日新聞社の学芸部からで、美専の学生さんに作品を描いてもらいたいとの内容。
ほたるまちキャンパスで行なわれた「卒業作品選抜展」を見て電話をくださったのだとか。

その学生さんとは、この春に芸術研究科イラストレーションコースを修了した、坂田絵理奈さん。
「美人林」という修了制作作品で優秀賞を受賞、校長もかなり気に入っていた作品です。

 坂田さんは一貫して、日本画の技法を
 取り入れた作品づくりをしています。
 にじみ止めを塗った和紙の上に描いていくので、
 にじみ具合を調整するのが大変なんだとか。

 4月中旬、坂田さんから仕事が決まった
 との連絡がありました。
 毎日新聞の朝刊の、連載童話欄「読んであげて」
 というお話コーナーの挿し絵がその仕事です。
 子供に読んであげられるように、
 ふりがながふってあって、毎日少しずつ話がすすみ、
 1か月で完結するようになっています。
 
 ↑ 取材中に写真演習の藤原先生と遭遇、記念に一枚!(左が坂田さん)

6月に毎日一枚ずつ29枚とタイトルカット1枚の、のべ30枚もの挿し絵が採用されることが決定!
ラフ画を担当の方と作家さんに見せて、OKをもらったところでした。
作家さんは新人の方で同年代なので、打ち合わせでも親しみやすく話がしやすかったとか。
ラフ画をとても喜んでもらえたことが、また坂田さん自信も嬉しかったそう

修了制作は、大人の女性がモチーフでした。菱田春草に刺激を受けたとも。
今回は、それとは全く異なる幼い男の子が主人公なので、この仕事をいただいてから、
こども特有のしぐさや服装など、じっくり観察をしながら描き進めたそうです。
水彩でまず1枚目を描いてから、アクリルに変えた方がいいかどうか比べて、
さらにパソコンで取り込み、モノクロに映えるように濃淡を調整するのだとか。

挿し絵を描くにあたっての注意点は、
絵を一目見ただけで、ストーリーが分かってしまわないような、
さりげない場面を描かないといけないそうです
本当だと、一番インパクトのある場面を描きたいところですが、
そうすると、逆に読む楽しみが失われます。
絵本の授業で学んだこととは勝手が違いますね。
新聞掲載というのは、なかなか難しいものなのです。

5月上旬が原画の締切だったので、
毎日睡眠を削って制作していました。
一番悩んだのは、3話続き同じ場面を
どう描き分けるかということ。

絵本の先生にアドバイスを
聞きたいってことで、別の日に
また美専を訪ねていたようです。

毎日新聞社さんのご厚意でこのように
絵を使用させていただきました。



明日の5月30日付け毎日新聞朝刊に、
「6月の新しい童話です」という告知が掲載されるので、
定期購読されている方は、必ずチェックしてください。

新聞掲載後でも、毎日新聞HPでお話を読むことができるので、
このように原画は初めからカラーで描いています。
  こちらからどうぞ → 毎日新聞「読んであげて」コーナー

好評であれば単行本になる可能性もあるらしく、
大変だけど次へつながる仕事なので頑張らないと!って語ってくれました。
今年は個展の予定もあるようで、彼女にとって飛躍の年になりそうですね 

5月24日(月)、雨がよく降ります・・。
なんと一瞬、大雨警報も出ました。でも、休講じゃありませんよ
休講になるのは暴風警報が発令された時、台風が来た時など。。。
詳しいことは学生便覧を見て下さい。 もしくはこちら →10月7日ブログ

 そんな中イラストレーション専攻1年生、
 津田光明先生の「プレゼンテーション I 」の授業で、
 公開プレゼンテーションが行なわれました。
 1グループ5人で、5グループがプレゼンします。

 視聴者歓迎、ということで
 私も授業にお邪魔させて貰いました!
 1年前にこの授業を受講していた
 グラフィックデザイン専攻の2年生も、
 今度は聞き手として、様子を見に来ていましたよ。
 去年の今ごろ、彼らも同じように
 ドキドキしていたのでしょうね・・。

プレゼンのテーマは「小規模公園企画」
美専のすぐ近くにある、美章園公園に対する企画と提案を行ないます。
各グループの学生たちは実際に公園に行き、
現在公園はどのような状態か、利用状況、周囲の環境など、現場のリサーチをします。
それらを把握した後は、それぞれが独自の企画を考えます。

公園全体を1つのコンセプト(例えば不思議の国のアリス)で統一してプロデュースするグループ。
また、遊具という面から考えるグループ、公園の環境改善を考えるグループ。
目の付け所がそれぞれに違っていて面白いです
グループで1つの物事を進めていくのは、方向性や役割を決めたり、
意見を纏めなければならなかったり、それなりの難しさがあると思います。
逆に1人では思いつかないような意見が集まることもあります。
グループでのプレゼンの特色を実践で体験しながら、
今後のプレゼンテーションに活かしていけたらいいですね!

各グループ順番に前に出て、
作った資料をスクリーンに映して発表していきます。
設定された10分間という時間を過ぎるのは
もちろんダメですが、短くてもいけません。

中には10分に届かずに、
「では時間まで、みんなの前で待っていて下さい。」 
と先生に言われていたグループも・・

与えられた時間を有効に使って
企画を売り込んでいく能力を持っていることは、
社会に出たときに自分の武器にもなりますね。


 1つ発表が終わるごとに、
 見ていた学生たちの何人かに評価表を配り、
 そのグループに対する評価を提出します。

 評価されている、
 という意識を持つのと持たないのとでは、
 プレゼンに対する気構えが違ってきます。

 また、他人のプレゼンを評価することで、
 自分の時には分からなかった点も
 見えてくるのではないでしょうか


1年生がプレゼンするのは、今回が初めて。
津田先生の厳しいまなざし、同級生、先輩たちを前にして萎縮してうまく喋れない学生さんも中にはいます。
私なら20人の前でプレゼンするかと思うと、それだけで恐くなってきます・・
今回は原稿を見ながらでOKでしたが、次回からはカンペ不可だそうです。
人数も始めのグループ5人からだんだんと減らしていき、
前期の終わりには1人でプレゼンをこなせる力を身に付けていきます。

今は5月の終わりですから、まだまだこれから!!
この半年間で経験を積み重ねて、聞く人を唸らせるような
魅力的で説得力のあるプレゼンをしていけるようになって下さいね!

美専事務局の入試係よりお知らせです
このたび、オリジナルポストカード作品を募集することになりました!!

☆募集内容☆
美専で開催する 『キャンパス見学会』 など受験生対象の学内イベントで、
プレゼントとして使用するポストカードのデザイン画を募集します。
作品のテーマは自由。ただし未発表オリジナル作品に限ります。
自分がもらって嬉しいと思う作品を応募して下さい。

応募者には、クリアファイル、又はペンセットをプレゼント
応募作品は審査の上、約60点をポストカードにして、
学内イベント参加者にプレゼントします。

★その他の注意点★
 ・ 他人の著作権、肖像権を侵害したり、
   著しく風紀を乱す恐れのある作品の受付はできません。
 ・ 作品の著作権は大阪美術専門学校事務局に帰属します。
 ・ 質問等ある場合、事務局入試係まで問い合わせて下さい。

★応募規定★
絵画 ・イラスト ・CG ・写真など。
(美術 ・工芸 ・映像等の作品写真のポストカードでもOK !)
  応募資格 : 美専の在学生、卒業生
  応募方法  
  ◎画像データの応募
   ・ 作品サイズ : はがきサイズ(100×148 mm)向きは縦、横どちらでも可
   ・ ファイル形式 : JPEG
   ・ データ容量 : 1 作品が1.5MB 以下
   ・ 保存メディア : CD-R、またはフラッシュメモリ(Windows 対応)
   ・ 応募点数に制限はありません。
  応募締切 : 2010 年 6 月30 日(水)
  応募の際には、応募用紙を記入の上、作品と共に提出してください。
  提出先 : 事務局入試係

☆ 賞 ☆
 ・ 最優秀賞1 点 : 図書券 + 副賞
 ・ 優 秀 賞 2 点 :   〃
 ・ 佳  作 3 点 :   〃
 ・ 校 長 賞 1 点 :   〃
 ・ 参 加 賞 : 作品 5 点につき、クリアファイル3 枚セット、又はペンセット。
       ( 卒業生作品のクリアファイルです)         
◎審査方法 : 7月(2回)、8月の 『キャンパス見学会』 の際、人気投票を行い、
      3回分の合計で投票順に表彰  ※人気投票とは別に、校長賞1点。


 

  ブログをご覧の卒業生の方も、
  ぜひご応募ください。

  お問い合わせは入試係まで!!

   nyushi@bisen.ac.jp


4月のある週末、JR月ヶ瀬口駅に降り立ちました。
天王寺から1時間半弱、加茂駅で単線のワンマンカーに乗り換え辿りついた先。
大阪を出たときは久々に暖かい日だと思ったのに、冷えた空気が足元から襲ってきます。
無人駅という寂しげな雰囲気もそれに追いうちをかけるよう。
満開を少し過ぎた桜がだけ出迎えてくれ、鳥のさえずりが響きます。

なぜそんなところまで出かけたかというと、
空間デザイン専攻の家具デザイン担当、永尾博司先生工房「は・ど・る」があるからです。
そこは、京都府相楽郡南山城町の旧田山小学校
2003年春に廃校となりましたが、3年ほど前に改築して再利用するようになったのだとか。
都市農村交流施設として再生し、そばうち、ガラス工房、わら細工、ペーパークラフトなど
さまざまな教室が、まさに小学校の教室に同居しています。

  

ここは、雑誌にも取り上げられるほどの有名どころ。
廊下には、野の花やわら細工など、細やかな気遣いのディスプレイにふと目がとまります。
どこもかしこも雑誌から抜け出したかのような、絶好の撮影ポイントになります。

 もちろん永尾先生の作品が並ぶ、
 ギャラリーも例外ではありません。
 理科教室にあったものをそのまま利用して、
 展示台や部品棚にしてあります。
 見せる収納としても十分な価値あり。
 使い込んだ風合いが作品に深みを加えます

 わたしが一番気に入った永尾先生の作品がそこにありました。
 先日の「第49回日本クラフト展」で入賞されたのだとか。     →
  
   
 
 同居したカフェ「ねこぱん」も大人気で、限定ランチがすぐになくなるほど!
 ナチュラル感たっぷりの素材、オリジナルソース、手づくりベーグル。
 このカフェで使用されているスプーンなども永尾先生の作品で、
 きちんと日常にとけこんだ、手になじむ優しい作品もつくっておられます。
 
 人工的な音の一切しない空間。
 長くいても退屈しない、すっかり時間を忘れてしまいます。
 あっという間に日が暮れてしまった小学生の頃を思い出しました。
 たった1時間半で田舎へ帰ったような気分、
 懐かしい気持ちも湧き上がり、とっても得をした一日でした。
 たまには遠出もいいもんですね!

  交通アクセス等はこちらから → 工房「は・ど・る」
                     → cafe ねこぱん blog        


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