2015年10月アーカイブ

日米版画交流展

2015年10月31日

2015年10月、
大阪芸術大学グループ創立70周年を記念して、
いくつかの行事が開催されました。

その一つに
「日・韓・中・米国際交流作品展があります。
今日は、大阪芸術大学総合体育館ギャラリーで
開催されていた「版画交流展」について報告します。

出品校は大阪芸術大学・
大阪芸術大学短期大学部・
大阪芸術大学附属大阪美術専門学校の三校と
カルフォニア美術大学(米国)です。
本学からは
プリントメイキング専攻
西崎大貴君松下茜さんが出品しました。

 
 西崎君は
 三枚のパネルに水張りした
 黄色いシルクスクリーン版画を出品しました。


そのタイトルが
「硬くなった米の取り方を考える。」
というものでした。
絵を眺める限り、
このタイトルが絵の説明になっているわけでもなく、
むしろ無関係な文章として、ちょっとした混乱を誘います。
混乱は「もう一度しっかり見る」ことを強いて、
イメージを増幅する仕掛けとして
この作品が成り立っているように思えます。
3点組作品で三コマ漫画のような作風は、
この展覧会の中でも
特異な存在感を放っていました。

 
 松下茜さんの「明後日」は、
 彼女の飼い猫である二匹を写真製版し、
 シルクスクリーンで刷ったものです。
 同じ方向を向いた二匹の猫は
  白色と黒色で、
 まるで一匹の猫のネガポジ反転状態の写真を
 並べて見るようです。


「明後日(あさって)」とは
今日より二日後の日を指します。
日本語では「明日」は
希望的なニュアンスがあるのに対し、
「明後日」は「見当外れ」といったニュアンスを含みます。
絵の中の「意味」を探しながら、
この作品に入ろうとすると
「見当外れ」な方向に連れて行かれそうな
不安を誘います。

今回出品した二人のタイトルは、
絵と言葉の間を行き来する意識を
客観視するような楽しみを持つものでした。


 会場はたくさんの版画作品が並び、
 版画の幅の広さやおもしろさを
 堪能できる展示になっていたように思います。

 (プリントメイキング専攻教員:kusa.)


 
 

 毎年恒例の学校行事『美専祭』が
 11月3日(火・祝)に開催されます
 今年のテーマは、
 「笑顔コレクト 絆コネクト
 
 12専攻の垣根を越えて、
 準備から本番、そして終了まで
 学生同士だけでなく、先生も交えて
 美専祭を盛り上げていきます!

 在校生、保護者の皆様、卒業生、
 ご近所の方、美専が気になる方、
 美専が大好きな方・・・などなど、
 たくさんのご来場をお待ちしておりまーす
 
 開催日 2015年11月3日(火・祝)
 開催時間 10:00ー20:00
 美専祭の詳細はこちら!!
 


陶芸の過去と未来

2015年10月29日

秋晴れの遠足日和。
陶芸専攻2年生は、
大阪市立東洋陶磁美術館と
周辺のギャラリー散策へ出かけました。

淀屋橋駅からスタートです。
京阪の淀屋橋駅改札付近にある彫刻作品に
気づいている方はおられるでしょうか?
陶芸家辻晋堂(1910ー1981)の作品です。
街にとけ込んだ作品に目を向けることも
歴史を感じる瞬間です。

 中央公会堂を横目に見ながら大川を渡り、
 西天満エリアへ。
 アートサロン山木では、
 粟田尚子さんの個展が開催されていました。
 ユーモラスな形と巧みな絵付けが魅力的です。
 絵付けの筆の話や金彩の技法の話をしてくださいました。
 みんな熱心に鑑賞していました。
 作家から直接お話を聞くことは、何より勉強になります。
 

 
 続いて、ギャラリー白の
 渡辺智子さんの絵画、
 前田晶子さんの陶芸作品を鑑賞しました。
 
 残念ながら
 前田さんには会えなかったのですが、
 渡辺さんには
 作品のコンセプトや技法、
 展示へのこだわりを語っていただきました。
 ジャンルの違う作家さんからも
 刺激をもらえました。
 

 
 
腹ごしらえも済まし、いざ美術館へ。
今回は特別展
「新発見の高麗青磁ー韓国水中考古学成果展」です。
タイトルから想像すると、
「考古学の展示なんだな、陶片ばかり?」なんて思うのですが、
想像以上に(制作された当時の輝きを失う事なく)
美しい高麗青磁の数々でした。
じっくり鑑賞しました。

少し疲れましたが、
欲張って更に遠足を続けました。
桜宮OAPにあるアートコートギャラリーの
「西田潤」展と「星野暁」展です。

西田潤さんは、
1977年生まれ、2005年に夭折しました。
今年は、没後10年になります。
2000年代初頭に数々の賞を取り、
陶芸界の最先端を駆け抜けました。
その足跡をたどる展覧会になります。
また、星野暁さんはベテランの作家さんです。
国内においては約10年ぶりの個展です。
プリミティブな表現が魅力です。
大きなインスタレーションも迫力がありました。

この学外実習では、
歴史的な陶芸作品と未来を感じさせる陶芸作品、
両方を一度に見ることができました。
過去からも今からも刺激を受けました。
未来に向けてどんな作品が生まれてくるのでしょうか?

(陶芸専攻 大原千尋) 


10月18日(日)から26日(金)まで、
大阪芸術大学の
芸術情報センター展示ホールと体育館ギャラリーで
大阪芸術大学グループ創立70周年記念
『日・韓・中・米国際交流作品展』
が開催されました。

参加校は本学を含むグループ三校と
韓国・弘益大学校、中国・上海大学美術学院、
米国・カリフォルニア美術大学の六校です。

芸術情報センター展示ホールでは
総合アート学科・
岡村絵理さんの『5つの木』(シルクスクリーン)、
同・瀧本亜佑真さんの『青い薔薇の鉢』(陶)、
同・山本由依さんの『廃退の示唆』(油彩)、
同・北村朋美さんの『再生』(コミックイラスト)の
四点が出品されました。

初日は大阪芸術大学のキャンパスで
グループ創立70周年記念イベント
『EVOLUTION of DREAMS』が
行われていたこともあり、
同作品展も海外からのお客様が多数訪れました。

(総合アート学科 林日出夫)
    

  
 


ジャンプSQ.主催
美大・芸大キャラバン作品講評回in大阪芸術大学
10月7日(火曜日)午後1時20分から
芸大18号館34教室で開催され、
附属校である本校からも
7月のネーム相談会に参加した
総合アート学科マンガ専攻2年生
安明洋さん岡本拓己さん
同1年生の徳弘真之介さん藤木満利愛さん
4名が参加しました。


 ネーム相談会でいくら評価が高くても、
 商業誌で受賞・デビューするためには、
 実際にペン入れした原稿の出来次第。
 とくに1年生は夏休みの間に、
 どれだけ頑張って練習したかが問われます。
 だから1年生のうちから積極的に参加し、
 ネームや原稿をプロの編集者に
 見ていただく機会を得ることは
 大きな糧になります。


今回参加した4名も日々研鑽を積み、
自らの力で受賞・デビューとプロへの扉を
切り拓いてもらいたいものです。

(総合アート学科 林 日出夫)
 

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